ブックハウスおすすめの本たち。お気に入りの本を見つけてください
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by bh_jinbo
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『お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話』
★毎月、ぞろ目の日に、児童書の作り手や届け手から、心のこもった情報をお届けします!という 「児童文学ぞろ目の日」 とリンクさせていただいた、おススメ本ブログです♪ (2月2日過ぎてしまいましたが・・・)

f0104360_13454988.jpg『お静かに、父が昼寝しております ユダヤの民話』
編集・訳:母袋夏生
絵:出久根 育
出版社:岩波書店
本体価格:¥720+税
発行日:2015年12月16日
ISBN:9784001142297
民話というのは、人類の英知が集められたようで読んでいて楽しい。 このユダヤの民話集は38の物語が収められていて、初めて目にするようなお話は、「なるほど、これがユダヤっぽいというのかな」 など思うし、反対に、どこかで耳にしたことがあるようなものもあり、人類の普遍的な営みを感じたりします。 登場する人物や動物にも地域性が感じられ、そんな違いも面白いのですが、加えてこの民話集には、 「ユーモア」 が光っているように思い、とても面白く読みました。 

ローマ帝国に滅ぼされて以来2千年、ユダヤ人は信仰と伝統を守りながら世界各地に根をおろしてきて、そこには様々な苦労があり、土地の人たちとうまくやっていくのに、何よりもユーモアが不可欠だったと言われます。 ユーモアは、不思議な魔法です。 誰も傷つけることなく、場を和ませてしまう。 とてつもなく、頭が良くないとできないことかもしれません。 民話には、作られる理由がきっとあり、伝承され洗練されるにも、理由がある。 ユダヤ人の民話に、もし歴史的な背景が反映されているとしたら、もっとその深いところを知りたいなと、そんな風に考えながら、読みました。

ヘブライ語文学の翻訳家の母袋夏生さんの言葉がすっきりと美しく、シンプルに呼吸をするように心にしみました。

出久根育さんの装画・挿絵が、良く知らぬはるか遠い時代・国を感じられる、空気感まで表現されているような素晴らしさです。 挿絵って大切だったんだな・・・と改めて思い出させてくれるような。 (ひ)

原画展のお知らせ
★出久根育原画展 『お静かに、父が昼寝しております』★ 
@ディスプレイウィンドウ
6/2-6/27 チラシ
チェコにお住まいの出久根育さんの、貴重な原画展です。 そして、編訳の母袋さんとのダブルサイン本も販売いたします! ぜひ、お見逃しなく。

★同時期にブックハウスギャラリーで開催いたします原画展 『ひのきとひなげし』 (作:宮沢賢治/ミキハウス) も、合わせてお楽しみください。 こちらも、サイン本を販売いたします。
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by bh_jinbo | 2016-02-04 16:45 | むかしばなし
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